活動を知る

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活動を知る

パスウェイズ・ジャパンでは下記4つの活動を行い、教育を通じた難民の受け入れを推進しています。

高等教育のための奨学金提供

難民の背景を持つ人々の高等教育進学率は、2022年現在、全世界で6%と、一般の若者に比べて著しく低くなっており、SDGsの枠組みの中、2030年までに15%を達成するため、各国で取り組みが進められています。渡邉利三国際奨学金は、難民となる困難な経験を経ても学びを続け、将来社会に貢献しようと努力する若者達の大学進学支援を目的に、渡邉利三氏の寄付により2021年に設立されました。従来日本で奨学金応募の機会が限られていた期間限定の在留資格 の方々を対象にしており、学費と生活費を支援する返済不要のフルスカラーシップ ( 金額の上限あり ) を提供することで、難民の若者自身が 選択する様々な専門分野で、短大から大学学部、大学院まで各レベル の教育機関への進学が可能となります。

活動レポート

日本への受け入れ

難民の経験を持つ学生を日本語学校や大学に受け入れて、日本語習得を支え、進学と就職を通じた自立につなげる「教育パスウェイズ」プログラムを実施しています。2年間日本語学校で学んで進学または就職を目指す「日本語学校パスウェイズ」と日本語教育及び高等教育を提供する大学で学ぶ「大学パスウェイズ」の2つのプログラムを実施しています。2017年にシリアの学生の受け入れから始まり、2021年からはアフガニスタン出身者、2022年からはウクライナ出身者にも広がり、2017年から現在までに150人以上の難民の経験を持つ若者の受け入れを実現してきました。学生が日本で自立して生活を築いていけるよう、来日前から受け入れ教育機関の卒業まで、一貫した支援を行っています。

学生のインタビュー

受け入れプログラムについて(※各プログラムの募集ページにジャンプします)

活動レポート

就労と自立の支援

国外から受け入れられた難民の経験を持つ人々が、日本で望むキャリアを実現し、自立した生活を送れるよう、就職活動や就職に関する情報や機会の提供を行います。また、難民の経験を持つ人々の雇用に関心を持つ企業等とのネットワークを広げ、スキルや経験など「人財」としてのポテンシャルを知ってもらうことで、企業での受け入れの土壌を醸成していきます。個別企業との交流に加え、企業と学生が集ってお互いを知るためのイベントも実施しています。また、就労や就活に必要な日本語を学ぶ機会のない難民等に対する支援として、アフガニスタンからの退避者等を対象に、仕事や就活のための日本語講座を提供しています。

活動レポート

普及とアドボカシー

市民社会主導の難民受け入れの必要性と意義について発信し、 社会での理解を促進するとともに、より良い難民の受け入れの仕組みを作るための提言と発信を行っています。日本国内では、他の難民支援に取り組む団体と連携し、日本国内でより良い受け入れ制度が構築されるよう政策提言に取り組んでいます。また、受け入れ基盤を強化するため、難民の学生の受け入れを行う大学のネットワーク組織「日本教育パスウェイズ・ネットワーク(JEPN)」の共同事務局を数大学と分担して担い、定期情報交換会開催に協力しています。ネットワークは国外にも広がり、アジアを初め海外での市民社会主導の受け入れの促進を進めるため、講演や国際会議への貢献などをしています。

<加盟ネットワーク等>

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