パスウェイズ・ジャパンでは、日本に受け入れた難民・避難民の若者が日本で自立した生活を築いていけるよう、来日前から受け入れ教育機関の卒業まで、一貫した支援を行っています。日本語学校に在籍する間から、アルバイトをして日本での就労経験を積んでいけるよう個々の学生のアルバイト探しをサポートしています。また、難民・避難民の若者が活躍する土壌を広げるために、アルバイトやインターンシップ等での採用に関心を持つ企業とのネットワーク構築にも取り組んでいます。
その中で、ホテルとのつながりが生まれ、昨年来日したアフガニスタンの学生が昨年11月よりアルバイトを開始しました。今後、今年来日した学生も複数名アルバイトをする予定です。
アルバイトをしているザハラさん(アフガニスタン出身)の話

自分の語学力を高め、知識を広げるためホテルのアルバイトに応募しました。アルバイトをすることで、日本を始め、様々な国や地域の方々と交流し、日本の文化や言語についてより深く知ることができます。現在、私の日本語の語彙は限られていますが、日本語でのコミュニケーションは個人的にも仕事上でも成長できる貴重な機会なので、挑戦していきたいと思っています。
私が直面した大きな問題のひとつは、まだ学習段階の言語(日本語)で効果的にコミュニケーションをとることでした。例えば、仕事を任されたとき、その指示を完全に理解するのに苦労することが多く、より簡単な言葉で確認する必要がありました。しかし、この挑戦はホテルでの経験の良い面でもありました。コミュニケーションの壁に直面することで、私は日本語能力を向上させ、日本文化への理解を深めるモチベーションを高めることになりました。
私の将来の第一目標は、日本の大学に進学して高等教育を受けることです。そのためには、日本語能力をさらに向上させることが不可欠です。日本語能力を向上させ続けることで、職場でコミュニケーションの問題に遭遇することが少なくなり、同僚とより簡単かつ効果的に関わることができるようになることを願っています。
パスウェイズ・ジャパンでは、今後も、難民・避難民の学生個々人に寄り添い、日本でキャリアを築いていけるようサポートしていくと共に、難民・避難民の学生が活躍できる土壌を日本社会の中で広げていけるよう取り組んでいきます。
