サントリーで難民・避難民学生向けの企業説明会・社員座談会を開催頂きました

パスウェイズ・ジャパンでは、日本語学校・大学で学ぶ難民の背景を持つ学生が、卒業後に自分の望む進路を見つけ、自立して生活を送れるよう、就職活動に向けた支援もしています。日本では新卒一括採用が一般的ですが、難民・避難民の学生には馴染みがなく、就職時期の1年以上前から始まる選考スケジュールを理解し、必要な準備をしていくのは、非常に大変です。昨年、学生が就職活動に関するセミナーや日本語講座に参加し、企業とも面会をする「就活フェア」を実施するなど、学生がキャリアの実現に向けて準備できるよう活動を展開しています。また、企業の方々にも難民の背景を持つ学生の「人財」としての可能性を知っていただけるよう取り組んでいます。

サントリーとは、2022年に資生堂様の主催でウクライナ支援のためのチャリティーコンサートを実施する際に、サントリーホールを無償提供いただいたことを機に縁ができました。難民・避難民の学生の持つ経験やスキルを知っていただく中で、今回のイベントの実施になりました。

(写真提供:サントリー)

今回の企業説明会・社員座談会は、2025年に卒業する学生の新卒採用に向けて、対面とオンラインのハイブリッド形式で2024年2月に開催頂きました。

当日はシリア・ウクライナ出身の学生が、田町オフィスでの対面セッションに7名、オンラインで7名、​合計14名参加しました。社員の方々から事業内容のほか、企業の価値観や社風、実際の仕事内容など詳しくお話いただき、学生たちは企業への理解を深めると共に、日本の企業で働くイメージをより具体化することができ、就職活動へのモチベーションを高めることができました。

本イベントの模様は、サントリーのウェブサイトでも紹介されました:https://www.suntory.co.jp/company/peopleculture/topics/topics000035.html

パスウェイズ・ジャパンでは、今後も、母国と日本で様々な経験を積んだ難民の背景を持つ学生が、高い日本語力とそれぞれが持つスキルを生かしたキャリアパスを実現できるよう、支援していきます。