世界難民の日キャンペーン World Refugee Day
#日本で学び希望をつなぐ
#Pathways for Learning and Hope

世界で、紛争、迫害、暴力、人権侵害により避難を余儀なくされた人が増加しています。
そんな中、様々な困難の中でも学びへの希望を失わず、その希望を日本への道に託した若者がいます。
パスウェイズ・ジャパンの団体名には、国外から日本への道筋(=パスウェイズ)、そして難民となる経験を経た若者たちの未来への道筋という2つの意味が込められています。これまで紛争や政変が起き難民の状況となったシリア、アフガニスタン、ウクライナの若者を日本で受け入れ、2017年の事業開始以来、その数は約200名に上ります。
また、「渡邉利三国際奨学金」の提供を通じて、日本に逃れたり帰国が困難となったりした若者約20名に対して、毎年高等教育への進学を支援しています。
6月20日の「世界難民の日」に寄せて、日本で学び希望をつなぐ若者とそれを支える人を紹介していくキャンペーン「#日本で学び希望をつなぐ #Pathways for Learning and Hope」を開催します。
キャンペーンでは、シリア、アフガニスタン、ウクライナから日本に受け入れた学生や就職した卒業生、さらに「渡邉利三国際奨学金」を通じて大学・大学院で学ぶ学生の声を、ソーシャルメディアで発信していきます。
このキャンペーンにより、多くの方とつながりが生まれ、そして、日本社会で学び希望をつなぐための道筋・パスウェイズが広がっていくことを願っています。
日本で希望をつなぐ若者たち

ヤダナさん(ミャンマー出身)
昨年10月に来日し、「渡邉利三国際奨学金」の支援を受けながら、大学で日本語・日本文化を学んでいます。

スリマンさん(アフガニスタン出身)
2025年に来日し、日本語学校で学んでいます。

オレシャさん(ウクライナ出身)
2025年に来日し、日本語学校で学んでいます。

アブドゥルカリムさん(シリア出身)
2023年来日。今年3月に日本語学校を卒業しました。4月から専門学校に通っています。
今後も、ソーシャルメディア等で様々な若者を紹介していきます。
また、世界難民の日に合わせて、これまで受け入れてきた学生の進路と今年就職した2名の先輩学生の話をプレスリリースとして発信しました。
活動紹介動画:A Journey of Hope
英国発のナチュラルコスメブランドのラッシュのご支援により活動紹介動画を制作しました。シリア、アフガニスタン、ウクライナの若者と受け入れる日本語学校の方がインタビューにこたえています。ぜひご覧ください。
インタビューはこちら
代表理事・折居からのメッセージ

今年の世界難民の日は、ガザ、ウクライナ、スーダン、アフガニスタン、ミャンマー等、各地で紛争の継続と難民・避難民の増加が報じられる中で迎えることになりました。一方で、米国を始め従来一定の難民を受け入れて来た国々の政策変更により、各国政府による難民受け入れの道筋は、昨年までと比べて非常に狭まっています。
しかし、このような日を予見して、国際社会は民間が主導する補完的パスウェイズを推進してきました。学力やスキルをもった難民・避難民が、留学や就労を通じて第三国に移動、貢献していくパスウェイズという仕組みは、各国へ着実に広がりをみせています。
特に、欧州や北米と異なり日本社会では、人口減少を前提に、現在も留学生や外国人の働き手の受け入れを積極的に進めようとしており、その枠組みの中で今後難民・避難民の受け入れも、さらに拡大して行く余地があります。
パスウェイズ・ジャパンは、これからもより多くの難民・避難民に機会を提供して、この社会でウィンウィンな形でキャリアを築いてもらえるよう、取り組みを続けていきます。
日本で学び希望をつなぐ道(Pathways)を広げるために
世界難民の日に寄せて、6月中、日本で学び希望をつなぐ難民・避難民の若者の姿をソーシャルメディアで発信していきます。
より多くの方に難民・避難民の若者の姿を知っていただけるよう、ぜひ皆さんが感じたことと一緒に、#世界難民の日 #日本で学び希望をつなぐ をつけてSNSでシェアして、キャンペーンにご参加ください。
パスウェイズ・ジャパンのソーシャルメディア
パスウェイズ・ジャパンでは、今後も月1〜2回程度、活動報告をお届けします。
ぜひこの機会にメールマガジンにもご登録(無料)ください。
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パスウェイズ・ジャパンの活動は個人・団体の寄付に支えられています。難民・避難民の若者が日本で未来を拓く道のりを寄付で支える「伴走サポーター」を募集しています。
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