いつもパスウェイズ・ジャパンの活動へのご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。
この度、2024年度(2024年4月〜2025年3月)の活動をまとめた年次報告が完成しました。
多くの皆様からご協力とご支援をいただき、パスウェイズ・ジャパンは活動を拡大し、シリア、アフガニスタン、ウクライナからの受け入れは、今年200名を超えました。受け入れた難民・避難民の若者が日本で自立できるよう進学・就職に向けた活動も拡充し、就職を希望した卒業生の8割以上がフルタイムでの就職等を実現しています。今後、進学した学生も就職をしていくことで、受け入れた若者がますます日本社会で活躍してくことが期待されます。
これまでの活動実績



また、高等教育進学のための奨学金提供も、今年度は21名に増加し、多様な背景・経験を持つ若者の未来への歩みを支えています。

このような活動を通じて、日本社会の中での受け入れも広がってきました。今回の年次報告書では、受け入れた難民・避難民の学生のほか、学生を受け入れる日本語学校と大学、学生をインターンとして採用した企業の声も紹介しています。ぜひご覧ください。
アメリカを始め、これまで難民を受け入れて来た国々の政策変更により、各国政府による難民受け入れの道筋は、昨年までと比べて非常に狭まっています。しかし、知識や技能をもった難民・避難民が、留学や就労を通じて第三国に移動、貢献していくパスウェイズという仕組みは、各国へ着実に広がりをみせています。
パスウェイズ・ジャパンでも、次年度の受け入れに向けて動き出しています。多くの方のご支援により、受け入れ人数を前年度の24名から合計32名に増加します。
紛争や人権抑圧等の解決が見えず、またアフガニスタンでは逃れた先の周辺国からの強制送還が増えるなど、難民・避難民の若者は引き続き厳しい状況に直面しており、昨年を上回る約2000名の応募が集まっています。日本で学び、働く希望を持つ若者に新しい道筋・パスウェズを提供できるよう、今後とも活動に力を入れて参ります。
イベントのご案内
パスウェイズ・ジャパンでは、教育を通じて難民・避難民を受け入れる取り組みや、難民・避難民の若者の声をお届けする「活動説明会」を開催いたします。当日は、当財団代表理事の折居と、「日本語学校パスウェイズ」のプログラムにより来日し現在は企業で働く卒業生が登壇します。ぜひご参加ください。
・日時:10月22日(水)20:00〜21:00
・形式:オンライン
・申し込み:https://forms.gle/t6LfQEBnjjo93dHv9
引き続き当財団の活動に、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
