パスウェイズ・ジャパン、文化庁長官が表彰する「文化庁長官表彰」を受賞

パスウェイズ・ジャパンでは、紛争や迫害等で祖国を逃れざるを得なかったシリア、アフガニスタン、ウクライナの若者を、これまで150名以上日本に受け入れて、日本語学校や大学での2年間の日本語教育を提供してきました。この度、以上の来日を希望する難民・避難民を留学生として受け入れ、日本語教育機関と連携して社会で活躍できるよう支援する仕組みの確立を評価頂き、「日本文化の海外発信,国際文化交流に貢献」した個人・団体を文化庁長官が表彰する「文化庁長官表彰」を受賞することになりました。

【一般財団法人 パスウェイズ・ジャパン 代表理事 折居 徳正のコメント】
設立当初から、難民・避難民の受け入れに必要な要件の一つとして、2年間の日本語教育を掲げて、モデルとなる事業を展開してきたパスウェイズ・ジャパンにとって、この度文化庁長官より表彰を頂けることは、大変名誉で、ここまで活動を支えてくださった皆様に、改めて感謝致します。

従来政府の難民に対する日本語教育は、半年または1年間の572時間の初級レベルに限られていますが、一般に外国人の日本社会での進学やキャリアを生かした就職には、2年以上、1200-1500時間の日本語教育が必要とされています。パートナーである日本語学校・大学を通じて、質の高い2年間の日本語教育を提供してきたことで、受け入れた学生達が着実に日本語を習得し、自立に向けて歩んでいることが、今回の受賞において評価されてのではと考えています。

大学進学あるいはビジネスレベルの日本語を身に着けた彼らは、「支援される側」から、日本社会の一員として、社会を担う存在となることが可能で、これは日本社会と難民・避難民の双方に、中期的に大きなメリットとなると考えられます。

難民・避難民に、目的に応じて、質の高い十分な日本語教育を提供するためには、政府と民間が連携した取り組みが欠かせず、パスウェイズ・ジャパンでは、今後も難民・避難民の日本語教育の充実に向けて、様々な取り組みを進めていきます。

以上について取材をご希望の方は、下記までご連絡ください。
12月19日行われる「文化庁長官表彰」の授賞式には、代表の折居と共に、現在、日本語学校で学ぶアフガニスタンの学生が出席する予定となっております。

【本件に関するお問い合わせ先】
一般財団法人 パスウェイズ・ジャパン PR事務局 担当:石井
office@pathways-j.org

一般財団法人 パスウェイズ・ジャパンについて
【団体概要】
名称:一般財団法人 パスウェイズ・ジャパン
英語名:Pathways Japan , PJ
設立:2021年7月7日
所在地:東京都千代田区神田小川町1-8-3 THE OFFICE神田
連絡先:office@pathways-j.org
ウェブサイト:www.pathways-j.org

【事業概要】
難民等への高等教育支援(渡邊利三国際奨学金の供与)
国外からの難民等の受入れ(シリア難民、アフガニスタンからの退避者、ウクライナ避難民等)
難民等の就職・自立支援
難民の受け入れに関する普及と啓発

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