ハミードさん(アフガニスタン出身)

2022年に来日し、日本語学校で学んだ後、現在は知的障がいのある方々の生活を支援する施設で生活支援員として働いています。


私の名前はハミードです。アフガニスタン出身です。

私は日本へ来る前、アフガニスタンで大学や短期大学の教員として勤務していました。また、高等教育機関で正職員として働いていました。教育に携わり、学生の成長を支えることに大きなやりがいを感じていました。

しかし、2021年にアフガニスタンの政情が大きく変化し、タリバン政権となってからは、特に女性にとって生活が非常に厳しいものとなりました。女性は自由に働くことや学ぶことが難しくなり、私も大学での仕事を続けることができなくなりました。

そのため、自分の将来を切り開き、新しい人生を築くために、祖国を離れることを決意しました。

私が日本を選んだ理由は、以前アフガニスタンで日本の団体と一緒に仕事をした経験があったからです。その経験を通して、日本の文化や人々の誠実さに触れ、日本で学び、新しい人生をスタートしたいと思うようになりました。

2022年に留学生として来日し、日本語学校で日本語の勉強を始めました。

学校生活では、大変なこともたくさんありましたが、それ以上に多くの素晴らしい思い出を作ることができました。最初は言葉も文化も環境もすべてが新しく、家族や祖国を離れて暮らすことは想像以上に大変でした。

一方で、学校にはさまざまな国から留学生が集まっていたため、多くの文化に触れ、世界中の友人と出会うことができました。この経験は、私にとって大切な財産になっています。

また、先生方には心から感謝しています。先生方はいつも親身になって支えてくださり、温かく丁寧にご指導くださいました。そのおかげで日本語を身につけ、日本での生活にも少しずつ慣れることができました。

来日したばかりの頃は、アルバイトを見つけることができず、約2か月間仕事がありませんでした。生活費のことが心配で、不安な毎日を過ごしました。さらに、家族や祖国と離れて暮らす寂しさも重なり、とてもつらい時期でした。

その後、日本語での日常会話ができるようになり、工場でアルバイトを始めました。そして、日本語力が向上するとともに、自分の専門分野で働く機会にも恵まれました。

私はアフガニスタンで障がい者支援について学んでいたため、現在は知的障がいのある方々の生活を支援する施設で生活支援員として働いています。利用者の方々に寄り添い、安心して生活していただけるよう支援できることに、大きなやりがいを感じています。

この4年間を振り返ると、本当に多くの困難を乗り越えてきたと感じます。現在は安定した仕事に就き、安心して生活することができています。そして、一人の女性として自立し、自分の力で人生を築くことができたことを、とても嬉しく思っています。

日本で生活する中で、私が特に学んだことは、「忍耐」「責任感」「努力を続けること」の大切さです。日本の皆さんから、どんな困難な状況でも前向きな気持ちを持ち、笑顔を忘れず、一生懸命努力し続ける姿勢を学びました。また、年齢に関係なく学び続けることの大切さも教えていただきました。

私の今後の目標は、障がい者支援の分野でさらに知識と技術を身につけることです。現在は生活支援に関する資格を取得し、日々経験を積んでいます。これからも専門性を高め、さらに資格取得にも挑戦し、障がいのある方々の生活を支え、日本社会に少しでも貢献できる人材になりたいと考えています。そして、自分自身も成長し、より充実した人生を歩んでいきたいと思っています。

パスウェイズ・ジャパン 教育を通じた難民・避難民の受け入れ 10年の軌跡