インタビュー:サムさん

アフガニスタン出身
2022年に来日し、京都民際日本語学校で学んでいます。
妻と娘・息子の4人で生活しています。


Q 日本に来たきっかけを教えてください

初めて、10年くらい前、日本に来ました。その時は、大学生として日本に来て、博士号を取得して、国へ戻りました。タリバンが戻った後、アフガニスタンで、自分の生活が困難に感じて、イランに行きました。その時は、パスウェイズの協力により来日することができました。イランやアフガニスタンにいた時は、未来のことについて考えて、考えて、とても心配でした。今は、安心、安全です。本当にうれしいです。

Q 普段はどのような生活をしていますか?

今は毎日学校に通っています。私は日本語を勉強しています。生活費が必要なのでアルバイトもしています。

授業の中で、漢字は面白いと思います。毎日、新しい漢字を練習しています。書き方の意味は何かを自分で考えて、漢字の形がどうしてこうなったかがわかると覚えやすくなります。一番好きな漢字は「力」です。力には頑張ろうという意味があります。日本で生活するときには漢字が読めないと困ります。私は日本語を勉強してだいぶ漢字の意味が分かるようになりましたが、これからもっと頑張っていきたいです。

アルバイトは、レストランで働いています。学校でアルバイトの情報を見つけ、自分で連絡を取って、面接の日を決め、合格することができました。当たり前ですが、教科書の言葉と日常の言葉は違います。関西の言葉と関東の言葉が違うので誤解した経験もありますが、今は日本人の会話もよくわかります。

家族がいるので、休みの日は家族と一緒に外で遊んだり、日本の社会の様子を見たりしています。日本は自然がきれいです。緑が多い場所が一番好きですから、時間があれば山や川の周りに行って、家族と一緒に過ごすのが楽しいです。

Q サムさんの将来の夢を教えてください

日本語学校を卒業したら、働く予定です。アフガニスタンでは獣医学が専門で、とても好きなので、関連した仕事ができればいいと思います。パスウェイズ・ジャパンは、色々な会社を紹介してくれます。これは本当に大事なことです。私は学校を卒業したら自分の仕事をしなければなりません。自分で色々な仕事を調べていますが、パスウェイズ・ジャパンを通じて自分に合ったいい会社を知ることができます(※)。

※パスウェイズ・ジャパンでは、国外から受け入れられた難民の経験を持つ人々が、日本で望むキャリアを実現し、自立した生活を送れるよう、就職活動や就職に関する情報や機会の提供を行っています。動画の中では、学生が就活に関するセミナーや日本語講座に参加し、企業とも面会をする「就活フェア」の模様が紹介されています。

私の夢は、まず日本語をできるだけ学びたいと思います。後は、日本は、本当に便利な国ですから、日本に住みたいと思います。これは本当に私の夢です。日本に住むのは簡単ではないです。日本語が上手になり、日本人のように毎日一生懸命頑張らなくてはいけません。ですから、私も、日本語を頑張って勉強したり、時間を管理し、時間を守っています。私の子どもも日本で育てたいです。


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