パスウェイズ・ジャパン(PJ)では、日本語学校・大学で学ぶ難民の背景を持つ学生が、卒業後に自分の望む進路を見つけ、自立して生活を送れるよう、就職活動に向けた支援もしています。日本では新卒一括採用が一般的ですが、難民・避難民の学生には馴染みがなく、就職時期の1年以上前から始まる選考スケジュールを理解し、必要な準備をしていくのは、非常に大変です。昨年、学生が就職活動に関して理解を深めることを目的に、就活に関する説明と企業との面会を合わせた「就活フェア」を実施するなど、学生がキャリアの実現に向けて準備できるよう活動を展開しています。また、企業の方々にも難民の背景を持つ学生の「人財」としての可能性を知っていただけるよう取り組んでおり、企業説明会の開催やインターンシップの機会の開拓など、学生と企業の接点を広げています。
今回、就活支援の取り組みの一環で、株式会社ロッテベンチャーズ・ジャパンで、PJの支援する学生をインターンとして受け入れることが決まりました。採用された学生は、ウクライナ出身で、現在は日本の大学院に在籍しています。今後、他の学生インターンの方と共に、同社で活動しながら、日本でのビジネスの動きやベンチャーキャピタルの仕事を学んでいきます。
インターンの様子はロッテベンチャーズ・ジャパンのソーシャルメディアでも紹介していただいています。ぜひご覧ください:https://www.facebook.com/profile.php?id=100093909753727
インターンシップは、学生が日本で働くことへの理解を深め、今後のキャリアを考えるために重要な機会になります。PJでは、今後も企業と学生、双方に出会いと理解の場を提供するとともに、その後のインターンシップや採用の機会に繋げる支援を行なっていきます。