ハンさん(ミャンマー出身、大学院修士課程(理工学))

ミャンマーでは2021年2月に軍事クーデターが発生しました。私は軍に対する市民不服従運動(CDM)に参加しました。そして、空爆により家を離れて避難している人々に食料や医薬品を寄付しました。一方で、これまでの交換留学や研修を通じて、日本のいくつかの大学とも交流がありました。そこで教授たちに連絡を取ったところ、推薦とサポートを受けて日本の大学院に入学することができました。
大学院では、理工学を専攻し、半導体に関わる研究として、光波マイクロホンを用いてプラズマから発生する衝撃波の測定に挑戦しています。1年生の時に2つの国際会議に参加しました。渡邉利三国際奨学金のおかげで、勉強も研究も頑張ることができました。
日本での就職を目指して就活を行った結果、京都の半導体企業から内定をもらうことができました。残りの在学期間では、卒業論文を書き、実験もしっかりやろうと思っています。
*奨学生の渡邉利三国際奨学金授与式でのスピーチはこちらをご覧ください。