渡邉利三国際奨学金 新たな寄付金による基金増額のお知らせ

公益財団法人パスウェイズ・ジャパンでは、これまで渡邉利三氏の寛大なご寄付により、「渡邉利三国際奨学金」を2021年より提供し、日本に暮らす難民の背景を持つ若者の高等教育進学を支援してきました。これまでの奨学生の累計は、のべ83名に上り、今年度も25名の奨学生として支えています。

奨学金設立5年目を迎える今年、渡邉利三氏より新たに700万米ドル(約11億円)を、奨学金基金としてご寄付いただきました。今後従来の基金10億円と併せて当財団で資産運用を行い、その運用益を活用して永続的に難民・避難民の若者達に奨学金を提供していく予定です。
今回のご寄付によって、今後助成する奨学生の数を増やしていくことが可能となり、渡邉利三国際奨学金は、日本で最大の難民・避難民向け奨学金プログラムとなります。

難民の背景を持つ人々の高等教育進学率は世界全体でわずか9%にとどまっています(UNHCR教育報告書2025)。日本でも、紛争や政変等により母国を逃れて来日する難民・避難民の若者は増えており、留学の資格で来日した人、避難民となった親とともに日本に来た人など、その背景も様々です。そして、高等教育への進学支援を必要とする若者も増えており、2026年度本奨学金には226名もの応募が寄せられました。

*2026年の奨学生についてはこちらをご覧ください

2025年度授与式集合写真(前列中央左から元文科大臣 中川正春氏、渡邉利三氏、代表理事 折居徳正)

今回の基金の増額により、パスウェイズ・ジャパンでは、これらの若者達の学び続けたいとの思いに応え、より多くの人々に高等教育進学の機会を提供していきます。そして、一人ひとりが自ら思い描くキャリアを実現し、日本社会の一員として活躍できるよう、支援を続けていきます。

渡邉利三国際奨学金について
2021年に設立され、日本在住の難民・避難民の高等教育を支援する奨学金プログラムです。2026年度までは年間20-25名の若者を支援してきました。本奨学金は、これまで支援の対象となりにくかった留学等期間限定の在留資格を持つ難民・避難民を主な対象としており、学費と生活費の両方を支援する返済不要の奨学金です。学生たちが、志望する進学先・専攻分野を選ぶことができ、短期大学から大学院まで、専攻も工学、経済、日本語教育、観光、医療・看護、農業など幅広い分野で学ぶ奨学生達を支援しています。